M字ハゲとO字ハゲ。状況に合わせた育毛生活のススメ

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薄毛イメージ
世界で少なからぬ人々が悩まされている、AGA(男性型脱毛症)。そのハゲ方(泣)…いや、薄毛のタイプには、ざっくりと分けていくつかパターンがあります。

前頭部の生え際のうち両サイドから後退する、いわゆる「M字ハゲ」、頭頂部から薄くなっていく「O字ハゲ」、おでこ全体の生え際がが後退していく「U字ハゲ」。この3つが、アルファベットで例えられる代表格です。

今回は、なかでも多いといわれるM字ハゲとO字ハゲに着目し、それぞれに合った育毛ライフを模索してみます。

M・O・U。それはAGAパターンの代表格

まず、M字やO字がどんなタイプの薄毛なのか、整理しておきましょう。

AGAの進行を大きく7つのステージに分けた「ハミルトン・ノーウッド分類」は、多くの方が目にしたことがあるかと思います。この分類のなかにも、M字、O字、U字の存在がありありと見て取れます。

AGAパターンハミルトン・ノーウッド分類

真ん中の「額の生え際」の列はM字の状態から進行していくパターン。上段の「頭頂部」は、M字にO字が加わり、生え際と頭頂部両方の脱毛が進んで行きます。下段の「前頭部」は、生え際全体が脱毛していくパターンです。次第にカーブが後ろへ向かうようになり、途中からU字になっているのがわかりますね。

ただ、ハミルトン・ノーウッド分類はヨーロッパ系の人に多く見られる脱毛進行パターンをベースに作られたもの。日本人を含むアジア人のパターンに、カッチリ当てはまるとは限りません。日本人の脱毛進行パターンには、ハミルトン・ノーウッド分類では触れられていない、最初からO字のみが進行していくケースも多いと言われています。

M字とO字が、薄毛の65%超を占めている!

M字ハゲとO字ハゲがAGAの約65%
M字、O字、U字の3つの薄毛タイプをご紹介しましたが、薄毛の方の大半を締めているのは、M字ハゲとO字ハゲの2種類だそうです。アデランス社が2015年に行ったアンケート調査によると、全国の薄毛に悩む30~70代の男性のうち、42.4%がM字、23.8%がO字であると自認しているそう。M字とO字だけで実に65%を超えることになりますから、この2種類はまさに薄毛のマジョリティタイプなのです。

では、薄毛はタイプによって対処法の違いはあるのでしょうか?M字とO字に絞って見ていきましょう。

M字ハゲとO字ハゲ。コレでもっと毛が生える…説。

M字もO字も、元を正せば同じAGA。使用する育毛剤や注意する生活習慣など、基本的な対策に違いはありません。しかし、大元の原因は同じでも、それぞれの部位にはそれぞれの、「XXXをしたら改善される説」が存在するようです。あくまで説ではありますが、ありがたいことに、どれも実践してみて損はないコト。基本のAGA対策にプラスして、違いがあるかどうか検証してみる価値はあるかもしれませんよ!

目の疲れ解消でM字ハゲが改善!?

M字ハゲのイメージ
両サイドの生え際が後退していくM字タイプ。意外かもしれませんが、生え際の後退を加速させる要因の一つに、眼精疲労があると言われています。

髪がすくすくと健康的に育つには、栄養や酸素が血液に乗って毛根まで届けられる必要があります。ところが、目に疲労が蓄積されると目周辺を中心とするエリアが凝り固まって、血流が悪くなります。その範囲は首や肩、ときに額にまで及ぶことも。額の血流が滞ると、生え際まで髪にまで栄養が行き渡らなくなってしまうのです。
目の健康がM字の進行に関わる?
眼精疲労の影響を受けるのは、何も生え際だけとは限りません。が、目の疲れによって、距離の近い額周辺に特にコリが生じやすいのが、O字よりもM字が加速するケースが多いといわれている所以。ほぼ誰もが日常的にパソコンやスマホを使う今の時代、M字ハゲでなくても目の健康に気をつけるに越したことはありません。

O字ハゲはトップの血流と紫外線に注意!?

O字ハゲのイメージ
頭のてっぺん(頭頂部)から、まあるく薄くなっていくO字ハゲ。ウワサでは、血行促進と紫外線ケアが特に大切だとか!?

まず血行促進について。
O字ハゲはトップの血流が悪い?
頭頂部は、体のなかでも血流が悪くなりやすい部位だそうです。心臓から遠い位置だし、血を届けるには重力に逆らわないといけないし。なるほど、血がめぐりにくい要素満載のように思えますね。そうと来たら頭皮マッサージ!毎日適度にほぐして、血行促進を心がけましょう。

そして紫外線。
O字は紫外線に注意?
頭頂部は人間の体の中で一番おひさまに近い部分。紫外線の影響を受けやすいのは想像に難くないですよね。紫外線を浴びると毛髪そのものがダメージを受けてしまうばかりか、毛髪の土壌である頭皮にも好ましくない影響が…。毛穴に炎症が起きる、乾燥してトラブルにつながるなど、育毛において良くないコトが満載!!また、紫外線A波は真皮まで到達して、毛の成長に欠かせない毛母細胞を傷つける可能性があるのだとか。帽子や日傘をうまく活用したり、なるべく直射日光は避けるようにしたり。紫外線を避けるためには、日頃の努力が大切です。

M字、O字が目立たない髪型は?

脱・薄毛のために日々努力するのはもちろんですが、育毛は一日にして成らず。それまでは、なるべく薄毛が目立たない髪型で過ごしたいものですよね…。では、男性のM字ハゲ・O字ハゲを隠すには、どんな髪型がよいのでしょう?

M字ハゲならツーブロック!

M字おすすめのツーブロック
サイドを短くしてトップに長さを残すツーブロックは、M字との相性バッチリ。おでこの生え際近くにブロックの境界線が来ることで、かなり目立たなくなりますよ。

O字ハゲならベリーショート!

O字におすすめのベリーショート
てっぺんの薄さを目立たなくするには、ベリーショートがおすすめです。全体を長めに残すと、毛がない部分とのコントラストが際立ってしまい逆効果。全体を短くキープした方が、脱毛部分が悪目立ちせず印象がよくなります。もしくは、思い切ってスキンヘッドにすれば、薄毛を気にする必要が一切なくなり、お手入れも簡単です。スキンヘッドが似合うかどうかは頭の形に左右されるため、美容師さんに相談してみるとよいでしょう。

このように、M字とO字それぞれに適した髪型がありますが、共通して言えるポイントは、無理に隠そうとしないことです。長い髪でカバーしようとすると、隙間から地肌が透けてしまい、かえって薄毛が目立ってしまうケースがあります。

また、スプレーでのヘアセットは避けるのがベターです。髪のみならず、頭皮にも降りかかって負担をかけることになります。スタイリング剤を使うなら、ジェルやワックスを!

M字とO字、それぞれに合った育毛生活を

「M字なら髪はツーブロック、目を大切に。O字ならベリーショートヘア、血流と紫外線に要注意。」これが、AGAの進行2大パターンに適した育毛生活、ということになります。髪型の他は、どちらの薄毛パターンでも、いや薄毛に悩む方以外でも気をつけたいポイントです。が、M字ハゲやO字ハゲで悩んでいて、目の疲れや、頭皮の血流、紫外線対策を怠っているならば、今日からでもを始めてみてくださいね。