まつ毛は目元の印象を大きく左右する重要なパーツ。たとえば↑の写真、同じ人の目ですが、まつ毛が長い左側の方が、目が大きく見え、華やかな印象を与えますよね。
もちろん、元々まつ毛が長い人ばかりではありません。私も、まつ毛が短いのがずっとコンプレックスで、長年まつ毛エクステに頼り切っていました。しかし、ここ最近まつ毛が抜ける本数が明らかに増え、やめざるを得ない状況に。やっぱり、長年続けるのはよくなかったようです⤵⤵
とはいえ、薄くなった今のまつ毛の状態では、マスカラだけで大きな変化は望めない・・・。けれど、つけまつ毛を毎日付けるのは手間がかかりすぎる・・・。
そこで今回は、ベースとなる自まつ毛の育毛に挑戦してみることにしました!
インデックス
まつ育2大アイテム-“美容液”と“育毛剤”
手始めにドラッグストアに行ったところ、ありましたよ!“まつ育”を謳ったアイテムの数々が。しかし正直、何がどう違うのかぱっと見区別が難しい・・・。
あれこれ見比べ、インターネットでも調べてみた結果、まつ毛の育毛に使われる商品には、大きく分けて“美容液”と“育毛剤”の、2つのタイプがあるということが分かりました。
まつ毛“美容液”
まつ毛の毛根に栄養を与えることで健康的な状態へ導き、まつ毛が生えやすい環境に整えるのが目的。ドラッグストアに置いてある物のほとんどはこのタイプ。化粧品として安全な成分が使われており、まぶたが荒れるなどのリスクは少ないものの、まつ毛の長さを直接改善する作用はなく、変化が分かりにくい場合も多い。
まつ毛“育毛剤”
睫毛貧毛症(しょうもうひんもうしょう)に使われる医薬品。まつ毛の長さ、太さ、濃さを改善することが目的。美容液に比べ効果を得やすいものの、まぶたへの色素沈着などのリスクがあるため、使用の際は十分な注意が必要。(→睫毛貧毛症について)
こちらのサイトも参考になりました。
すぐに手に入れやすく、気軽に使えるのは美容液。
ですが、より確実な効果が欲しい私は、まつ毛育毛剤をチョイスしました!
まつ毛育毛剤の代表選手「グラッシュビスタ」
グラッシュビスタは国内唯一の承認薬
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「グラッシュビスタ」
睫毛貧毛症治療薬 効果:上まつ毛の長さ、太さ、量を改善 主成分:ビマトプロスト 参考(アラガン社グラッシュビスタページ): |
美容外科などで使われているまつ毛育毛剤は、ほとんどがこのグラッシュビスタ。睫毛貧毛症治療薬として、国内で唯一承認されているのがこの薬だからです。
世界20カ国以上で承認されており、名前で調べると症例写真もたくさん出てきて、効果も間違いなさそう。
グラッシュビスタでなぜ伸びる?
そもそもグラッシュビスタを使うと、どうしてまつ毛が伸びるのでしょうか?
その効果の理由には、ヘアサイクルと呼ばれる、髪やまつ毛などの体毛が生え変わる周期が関わっていました。
まつ毛のヘアサイクルは、成長期、退行期、休止期の3つに分けられ、毛が太く、そして長くなるのは、このうちの成長期と呼ばれる時期。まつ毛の成長期は、おおよそ1~2ヶ月程度とされています。グラッシュビスタは、この成長期をグンと伸ばすことで、長く、太く、濃いまつ毛にするのだそう。
上記のアラガン社サイトによると、睫毛貧毛症の患者に対して、4ヶ月程度で75%以上の効果が得られたという結果がある他、その他のサイトでは2ヶ月程度で十分な効果が得られたという意見も見かけました。
効果検証◎!しかしネックも…
効果が高そうなグラッシュビスタ。しかし、まつ毛の長さに関する治療は、基本的に保険適用外のため、料金は全額負担。調べてみたところ、私の地元に一番近いクリニックは1つ(2ヶ月分)20,000円でした。
ちなみに、グラッシュビスタの効果は使用を続けている間のみで、使用をやめると、そのうちまた元の長さに戻るそう。1年続けると12万。ずっと使うことを考えると、結構な出費ですよね。
そこで、どうにか安く手に入らないかと調べていくうちに見つかったのが、グラッシュビスタと同成分・同メーカーのルミガンでした。
目の治療?まつ毛育毛?「ルミガン」の謎
その正体は、まつ毛がのびーる緑内障治療薬
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「ルミガン」
緑内障治療薬 効果:緑内障・高眼圧症を改善 主成分:ビマトプロスト |
このルミガンの主成分はグラッシュビスタと同じビマトプロスト。しかも、この二つを開発したメーカーは同じアラガン社。でも見てもらえば分かるように、グラッシュビスタは睫毛貧毛症治療薬で、ルミガンは緑内障治療点眼薬です。
緑内障の薬でまつ毛が生えるの?と、はじめは混乱しましたが、どうやら、グラッシュビスタは、元々ルミガンが持つ副作用から生まれた製品だったようです。
ルミガンを使用していた緑内障患者の多くに、まつ毛が伸びる現象が
↓
主成分のビマトプロストに、まつ毛を伸ばす副作用があることが発覚
↓
まつ毛育毛としてルミガンを使う人が増え出す
↓
この副作用を効能として、点眼液としてではなく、
まつ毛の根元に塗る外用薬として「ラティース(グラッシュビスタの海外版)」
を同メーカーが開発。
つまり用法が違うだけで、まつ毛の根元に塗るのであれば効果は同じ。しかしルミガンは、グラッシュビスタに比べ、価格が非常にお手頃なのが大きなポイントです。
安すぎ!?驚きのルミガンの値段
グラッシュビスタは20,000円であるのに対し、ルミガンの相場はなんと3,000円程度!同成分、同効果でこの差は驚きです。
さすがに安すぎるので、怪しいのでは・・・?と、色々なサイトを見て回ったのですが、大体みんな似たような値段でした。
もし肌に合わなかったとしても、3,000円ならそこまで痛手ではない・・・ということで今回はルミガンを選ぶことに!
ジェネリックなどルミガンより安い類似品もありましたが、今回は人気の高いルミガンを選択。また、このサイトでは薬の塗り方も動画で説明してくれていました。きちんと塗らないと、まぶたの色がくすんでしまうこともあるので、注意したいと思います。
また、ルミガンは夜、メイクを落とした後の使用が基本。メイクしたままルミガンを使うのはNGなので、洗い残しには十分気を付けたいと思います。
※グラッシュビスタもルミガンも、目の手術をしたことがある人は十分な注意が必要です。
自分に合った方法でまつ毛を伸ばそう
今回私はまつ毛育毛剤を選びましたが、自まつ毛を育てる方法は、まつ育製品を使う以外にも様々あるようです。
まつ毛に負担をかけない優しいクレンジングや洗顔を心がけたり、マッサージで血流を良くしたりするなど、色々な方法と合わせて試していくと、より効果が得られるかもしれませんね。
方法はなんであれ、まつ毛が伸びればそれだけ顔の印象が華やかになることは間違いなし!皆さんも自分に合った方法を見つけて、長いまつ毛を手に入れてくださいね!
目元の印象でお悩みの方に、少しでもこの記事が役に立ってくれれば嬉しいです。
それではまた!