『花粉症で抜け毛が進む』はウソ・ホント!?

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スギ花粉平成最後の大流行!とばかりに、テレビをつけると流れるニュースはインフルエンザの話題でもちきり。私の会社でも、マスクをしている社員が目立ちます。ただ、パッと見たところでは、熱などの不調は見られない様子。「インフルエンザの予防にマスクはあまり意味がない」と聞いたこともあり、同僚にその話題を振ったところ、インフルエンザではなく花粉症だとのこと。彼は目にくるらしく、ショボショボしてパソコン画面が見づらい、痒い、充血で目が赤いと、話している間も見るからに辛そうでした。

私は幸いながら花粉症になったことがありませんので、花粉症のニュースを見ても申し訳ないのですが、これまではどこか“他人事”という感は否めませんでした。が、先日、恐ろしいいウワサを耳にし、意識が一変したのです。

なんでも、「花粉症が薄毛を加速させる」らしいではないですか!!

花粉症にそれまでかかったことがない人でも、大量の花粉に触れると発症率が上がると聞きますし、今年は花粉(スギ・ヒノキ)の飛散量が昨年の3倍にも増えると予測されています。「油断は禁物だな」とは薄っすら思っていたのですが、そんなことは言っていられない。これは可及的速やかに対策を練らなければなりません。No花粉症!Yes毛髪!です。

花粉症と抜け毛のウワサ

花粉症と薄毛しかしそもそも、なぜ「花粉症が薄毛を加速させる」のでしょうか?ウワサの真相について調べてみました。

根拠その①
”なりやすい人”に共通項がある

花粉症になりやすい人、薄毛になりやすい人。一見、つながりがないように見えますが、実は、ある面で共通項があるといいます。それは、”生活習慣”です。

花粉症は、体の中に侵入した異物(花粉)に対して、異常に強い免疫反応を起こしてしまう症状。いわば、免疫が正常に働いていない状態です。よって、花粉症の発症や悪化を防ぐには、免疫機能の乱れを正しくすることが有効だと考えられています。

そしてその免疫機能の乱れに繋がる生活習慣というのが、「睡眠不足」「ストレス蓄積」「栄養不足」。・・・どうですか?皆さん。この3つのキーワード、どこかで見たことがありませんか?
そう、「育毛に良い食べ物と生活」という記事でお伝えした”サフサ生活の大”たる要素と同じなのです!

育毛に良い食べ物と生活

すべてがすべて、ではありませんが、花粉症につながる生活習慣はすなわち、薄毛を進行させる生活習慣、ということは間違いないようですね。

根拠その②
花粉へのアレルギー反応

花粉症というと、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目、充血といった症状を思い浮かべるかと思います。これらはすべて花粉に対するアレルギー反応ですが、頭皮のかゆみもその一つ。アレルギー反応によって頭皮に炎症が起こり、赤みやかゆみが発生することがある、というのです。

かゆくて頭をガシガシ掻く→頭皮が傷つく→雑菌が入って育毛環境が悪化する
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薄毛が進行する

炎症自体、皮膚が健康ではない状態ですので、抜け毛のリスクが高まることは言わずもがなです。頭皮を健康に保つことは、育毛・発毛にとって必要かつ最重要課題。「花粉症が薄毛を加速させる」というウワサの真相は、ここにあったんですね。

花粉カットで薄毛リスクを減らそう

花粉症と薄毛の関係性が分かったところで、大事なのは「いかにして花粉症を遠ざけるか」。単刀直入にいえば、花粉を寄せ付けないことが大原則なのですが、とは言っても家の中にじっと閉じこもっている訳にもいきません。外での対処が必要となってきます。
厚生労働省によると、マスクは吸入する花粉の量を約3分の1~6分の1に、メガネは2分の1~3分の1に減らすことができるとしています。マスク・メガネの着用は、花粉症対策の基本のキと言えるでしょう。

ブレスマスク

調べたところ、花粉など微細な粒子も99%防ぐという「ブレスマスク」というのを見つけました。黄砂やPM2.5にも有効なようで、大陸からの流入が増えてくるこれからの季節に役立ちそうです。
ブレスマスク(ブラック)

ノーズマスクピットNEO

面白いところでは、”鼻だけマスク”の「ノーズマスクピットNEO」というものを発見。N95対応のフィルターでこちらも花粉などを99%カットするそうです。使い心地や機能など賛否両論あるようですが、事情により通常のマスクがNGな方にはいいのではないでしょうか。
ノーズマスクピットNEO

花粉ガードスプレー

アース製薬の「花粉ガードスプレー」は3秒スプレーするだけで顔や髪、洋服に花粉やウイルスなどが付着するのを防いでくれるそうです。保湿成分配合。女性用も販売されています。アース製薬って殺虫剤のイメージが強いですが、こんな商品も販売しているんですね。(全然関係ありませんが、モンダミンやバスロマンもアース製薬でした!)
花粉ガードスプレー

フェアリール花粉用

エスグローの「フェアリール花粉用」はナノコーティングと静電気防止効果のダブルブロックで花粉を防ぎます。衣類や室内の家具に使用。洗濯をしても花粉のブロック効果が100日も続くのだそうです。
フェアリール 花粉用

J!NS 花粉CUT

花粉のカット率が最大98%!こういった対策用メガネは、機能性重視でデザイン性はいまいちな印象がありましたが、HPに載っている写真はどれもスタイリッシュです。マスクをしていても曇りにくい、という点も助かります。
J!NS 花粉 CUT

尚、皮膚の炎症は、花粉が体内に入り込んで起こる場合と、「花粉皮膚炎」といって花粉が皮膚に接触することによって起こる場合があります。表面に出ている頭(毛髪)は花粉が付着しやすいので、花粉症対策としては帽子も重要。ただ、私をはじめ、一般サラリーマンが出勤・帰宅時に帽子をかぶることはなかなか難しいと思います。また、楽天さんやAmazonさんで見てみましたが、男性用に花粉ブロックを謳った帽子はあまりありませんでした。今のところ、上記で紹介した「花粉が付着しない」スプレーで対策をした方がいいようです。

そうそう、帰宅したらすぐに花粉を払い落とすことも忘れずに。せっかく外では花粉との接触を防いだのに、家の中に持ち込んで吸い込んでしまっては意味がないですからね。

風邪?花粉症?迷ったら

季節の変わり目での体調不良。花粉症か風邪かで見分けがつきにくいかもしれませんが、花粉症を風邪と見誤り対処を間違えると、症状が悪化して頭皮にもどんどん負担がかかる危険があります。早めの自覚=リスクヘッジ。私は、以下のチャートでチェックしてみました。花粉症のかんたん診断

出典:日本アレルギー協会「的確な花粉症の治療のために 第2版」

チェックの結果、どうやらまだ花粉症にはなっていない様子。ひとまず安心、というところですが、花粉症はいつ発症するか分かりません。罹患リスクを減らし、髪の毛を守るためにも、しっかりと対策をしていきたいと思います。

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今回、まだ花粉症になったことがない私自身を前提にしてはいますが、上記の対策グッズは花粉症にすでにかかっている方に対しても、悪化を防ぐ(=薄毛を進行させない)有効な手段かと思います。リスクファクターを取り除いて、育毛活動を頑張っていきましょう!