ひまし油デトックスによる育毛・白髪抑制効果

投稿者:

ひまし油による育毛効果や白髪への有効性の情報を見かけますが、賛否の意見が割れているので使うことを躊躇ってしまいます。通常であればそういったものはスルーしてしまうのですが、ひまし油の効果を認めている方の効果の大きさや熱量が高いので、このまま黙ってスルーできません。

一度冷静に、ひまし油の効果について考えてみたいと思います。

ひまし油とは

ひまし油とは、トウゴマの種子からとれる植物油の一種で、英名はキャスターオイル(Castor Oil)といいます。

優れた性状と潤滑性から工業用品として使わわており、初期の航空機用エンジンの潤滑油としても使用される事が多かったらしいです。現在は主に石けん・塗料・インク・ワックス・エンジンオイル・医薬品・香水などの原料として用いられています。

また伝統的に下剤として用いられ、日本薬局方にも収載されており、皮膚の保護や軽い傷など万能薬として使われることもあります。

ひまし油に期待できる効果

ひまし油は、ビタミンE、ミネラル、タンパク質に加えて脂肪酸を多く含んでいます。また抗菌・抗炎症の作用があります。

これらから、頭皮環境を清潔に保つことができ、ビタミンが髪に栄養を与えることで、髪の毛に有効であると考えられています。

育毛・発毛効果

ひまし油が育毛や発毛に有効と言われ出したのは、主成分であるリシノール酸の働きで、脱毛の酵素が抑制されたデータがあることによります。

ただし医学的なデータはありません。上記の理由に加え、ビタミンが豊富であること、抗菌作用があることなどトータルで考えると、育毛や発毛効果がありそうと考えられ、実際に効果を実感した人があることから、有効なのでは?といわれています。

白髪にも効果あり!?

頭皮環境の改善、また血行を促進する作用があるとされており、白髪が増える原因を防ぐと考えられています。またデトックス効果もあるとされているので、頭皮の清掃→頭皮の改善→血行促進による栄養の循環改善というイメージで、白髪にも効果があると言われています。

ひまし油の最も効果が期待できる方法はシップ!?

これは、自然療法を用い、特にひまし油を用いた療法が多かったエドガー・ケイシーが考案したメソッドです。

ひまし油をたっぷりと染み込ませた布(ネル)を右脇腹(肝臓)に当て、オイルを温湿布することで毒素排出やデトックスを行うことができるというものです。

デトックスをすることで、肝機能を取り戻し、血流改善、代謝アップ、痛みの軽減などに繋がると考えられています。

それらの内、ひとつの結果として、加齢や頭皮のダメージによる白髪の発生も抑制することに繋がることが期待できます。

また、頭皮や該当部の皮膚へ、直接塗布する方法を有効とする方もいらっしゃいます。

副作用

ひまし油が体質的に合わない方は、かぶれを起こしたり、気分が落ち込んだりする方もいるようです。

また頭皮への使用は、ひまし油の粘度の高さからシャンプーが複数回必要になることで、返って抜け毛を増やすという方もいます。

結論

医学的根拠がありませんので、今の所、効果があると断定することはできません。口コミを見る限りと賛否は分かれるようです。

個人的には、頭皮への直接塗布はリスクがあると思いますので、まずはパッチテストを行い、湿布による体全体の改善に使用するのが良いかなと思いました。