育毛に良い食べ物と生活

投稿者:

長髪の外国人男性
動くたびに揺れる、豊かな髪。
目にかかる髪の毛をかきあげる仕草。

そんなことが、いつの間にか遠い昔の話になってしまいました。今ではいかに“ハゲていないように見せるか”との戦いに明け暮れる毎日です。

「フサフサの日よ、もう一度・・・!」

それは私を含め、薄毛に憂う人類すべての望みではないでしょうか。発毛や育毛のため、クリニックへの通院や内服薬・外用薬の使用、育毛をサポートするサプリの摂取など、皆様もいろいろと薄毛治療に努力を重ねていらっしゃるかと思います。そして、一歩でも二歩でも、彼の日の、在りし姿に近づくため、何かできないかを考えた時、私は基本に立ち返りました。

それは、普段の生活。すなわち、「生活と食」です。

育毛生活に欠かせない、食事や生活の見直し

ところで皆さん。

  • 野菜が苦手であまり摂らない。
  • 脂っこいものが好き。
  • インスタント食品ばかり食べている。
  • 甘いジュースや炭酸飲料が好き。
  • お菓子は食事の一部!

ということは、ありませんか?「You are what you eat.」という欧米で有名なことわざにもあるように、私たちの体は、食べたものでできているのです。

また、運動不足による脂肪の蓄積や寝不足による頭痛、眩暈など、日常生活の積み重ねは、身体(健康)に影響を与えます。不規則な生活で油分のバランスが壊れたり、成長ホルモンの分泌が悪くなったりするのは、発毛・育毛の大敵。普段の生活、食生活を考え、改めることは、豊かな毛髪生活を送ることにつながっていくのです!

かくいう私も、若かりし頃は食事に気を遣わなかったがために、今の結果(頭髪)に至ったわけなので、決して偉そうにはできないのですが・・・。

そこで、今回は、皆さんと共に、毛髪によりよい環境を整えていくべく、育毛に良い「食べ物」と「生活」についてご紹介していきたいと思います。

育毛に関係する栄養素と食べ物

頭皮を健康にし、髪を強くするために欠かせない栄養素。
それは、タンパク質ビタミンミネラルです。

タンパク質・・・
タンパク質は、毛髪の90%以上を構成する成分。代謝に不可欠な酵素や神経伝達物質のもとにもなります。タンパク質が不足すると、髪の材料がなくなるので、髪の毛が細くなったり、薄毛、抜け毛につながったりします。

ビタミン・・・
ビタミンにも色々ありますが、髪の育成で特に注目されているのは、新陳代謝を促し、頭皮の乾燥やフケ、痒みを防ぐ『ビタミンA』、血行や代謝の促進・皮脂の分泌を調整する『ビタミンB2、B6』、健康な髪の生成に不可欠なコラーゲンの産生、鉄分の吸収を助ける『ビタミンC』、代謝やコラーゲンの産出を助け、髪や頭皮を健康に導くとされる『ビタミンB7(ビオチン)』です。
※ただし、ビタミンAは過剰に摂取すると、逆に薄毛・抜け毛の原因になりますのでお気を付けください※

ミネラル・・・
一概に、ミネラルだから髪にいいというわけではありません。ミネラルには「必須ミネラル」と「有害ミネラル」があり、有害ミネラル(水銀、鉛、アルミニウム、ヒ素、カドミウム)を摂取すると、
毛髪や頭皮に悪影響を与えるとされています。髪にいい必須ミネラルは、カルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、亜鉛、ヨウ素、銅、セレン、モリブデンなど。特にヨウ素は、摂取量が少ないと代謝機能が下がって、髪の成長の妨げになります。

また、亜鉛はタンパク質を髪に変える役割や脱毛症の原因となる5αリダクターゼの制御効果があるとされています。

—ここで注意点があります—
このような食べ物によってニョキニョキ髪が増えるのではありません

「じゃあ気にしてても意味がない!」とお怒りのあなた。
いえいえ、あくまでも「毛が生える」「毛が増える」のに直接的な関係があるのではない、ということ。
毛髪や頭皮によい影響を与えることは、間違いないのです。
では、この心強い成分は、具体的にどんな食べ物に含まれているのでしょうか?代表的なものを、ご紹介します。

 

 ~髪に良いとされる食べ物~

髪にいい緑黄色野菜
緑黄色野菜
ホウレンソウやブロッコリーには、ビタミンCの他、カルシウムや鉄分もしっかり含まれています。健康生活には欠かせません。


髪にいい卵

タンパク質が豊富に含まれていることで有名ですよね。また、肌によいとされるビオチンの含有量も頼りになります。


髪にいい大豆食品
大豆
美容品にもよく使われている成分イソフラボンを含む大豆は、上質なタンパク質が豊富です。
豆腐に味噌、醤油と、大豆の加工食品で育ってきた我々にとって、取り入れていくのも簡単ではないでしょうか?


髪にいいゴマ
ゴマ
血行をよくし、抜け毛を防ぐといわれるビタミンEが入っていて、頭皮や髪の栄養補給にも◎
私は、ホウレンソウのお浸しに、たっぷりすりゴマをかけていただいています。


髪にいいレモン
レモン
ビタミンCを多く含むことで、あまりにも有名。
ビタミンCは、髪の主成分であるタンパク質を形成するのに必須な成分です。


髪にいい海藻類
海藻類
ミネラル、食物繊維が豊富!ビタミン類もたっぷり!
昔から「海藻類は髪にいい」と言われていますが、ちゃんと根拠があるんですね。そう考えると、ワカメの味噌汁は、育毛にいいのではないかと思います。


髪にいい魚介類
魚介類
魚介類にはビタミンB群、ビタミンE、亜鉛が豊富に含まれます。中でも青魚は、良質なタンパク質。
また、牡蠣には亜鉛がたっぷり入っています。


髪にいい蕎麦
蕎麦
日本人にはうれしい情報。
蕎麦には、白米の約1.3倍以上のタンパク質が含まれているそうです。



一方、髪によくない食べ物は以下のものが考えられます。

 ~髪にいとされる食べ物~

※過剰摂取を推奨しないもの※
白黒のマグロの刺身
マグロ類
マグロやメカジキなどは、抜け毛につながる水銀の濃度が高いといわれています。
摂りすぎを防ぐためには、週100~200g以下に収めた方がいいとのこと。


白黒の角砂糖
糖分
体のエネルギーとなる糖分ですが、摂りすぎると、髪の成長に必要なビタミンBまで大量に消費。
髪のためのビタミンBが不足することで、抜け毛や薄毛を引き起こします。


白黒のダイエットコーラ
ダイエット飲料
ダイエット飲料には通常、抜け毛に影響するという糖分、特に人工甘味料が多く含まれています。
体重と髪の毛、どちらを気にするかは、あなた次第。


白黒のビール
アルコール
お酒を飲むことで、体が吸収する亜鉛量が減少する他、尿中に亜鉛が排出される量を増やします。
これにより、亜鉛不足を招きます。


白黒のファストフード
ファストフード
通常多くの油や砂糖が使われている、ジャンクな食べ物の代名詞、ファストフード。
油分、糖分の摂りすぎで、皮脂の分泌が促進。さらに、添加物の摂取が毛穴の詰まりにつながります。ファストフードばかりだと、栄養も偏りがちに。

髪のためにしたい・避けたい生活習慣

続いて挙げるのは、髪に良いとされる、また、抜け毛や薄毛につながるとされる生活習慣です。
育毛剤やサプリを使用していてもなかなか成果がでない!という人は、この“良くない生活習慣”が、原因かもしれません。

〇 ~リッチな髪の味方な行動~

毎日のシャンプー!
薄毛・抜け毛を防ぐには、頭皮環境を清潔に保つことが大切です。
そのため、毎日のシャンプーは必須。ゴシゴシと髪をこすり合わせるのではなく、頭皮の血行を促し、毛穴汚れをしっかり落とすように洗ってください。
髪のためにいいのは、朝シャンではなく夜シャン。髪が成長するゴールデンタイム(午後10時~午前2時頃)に備え、1日の汚れから頭皮を解放し、健やかな育毛を促しましょう。尚、生乾きのまま寝るのは厳禁です。

頭のツボ押し!
肩こりや頭痛などに効くツボがあるように、毛髪に良いとされるツボも存在します。
代表的なものは、頭のてっぺんにある「百会」、その左右にある「通天」、うなじあたりにある「天柱」など。また、鎖骨のあたりにある「中府」や手の人差し指の根元にある「合谷」も、育毛に有用とされています。
仕事の合間などに簡単にできるので、覚えておいて損はなし!

ヒマシ油でのケア!
ヒマシ油とは、アフリカやインド原産のトウゴマ(ヒマ)という植物の種子から抽出した油です。
かつては塗料やエンジンオイルなど工業用として使われる他、下剤としても使用されていました。

ここまで聞くと「え!工業用の油なんて使っていいの??」となりますが、実は、このヒマシ油は、タンパク質やミネラル、ビタミンE、さらに高い美容効果が叫ばれるオメガ6オメガ9といった脂肪酸を豊富に含んでいるのです!ヒマシ油を使うことで、抗菌・抗炎症、保湿作用が期待でき、今、世界が注目しています。ヒマシ油を使ってのマッサージやヘアマスクなどで、育毛環境を整えましょう。


 ~フサフサ生活の大敵

ストレス!
人間はストレスを受けると、交感神経が優位な状態になります。
これにより、アドレナリンが分泌されて血管は収縮し、血液の流れが停滞。頭皮に十分な栄養が行きわたらなかったり、老廃物が蓄積されたり、ということが発生します。また、ストレスによる男性ホルモンの分泌量増加も抜け毛の原因の一つといわれています。男性ホルモンが増えると、皮脂の分泌が活性化され、頭皮が油分過多の状態になって毛穴詰まりなどを起こす可能性があります。さらに、ストレスを感じると脳内で大量の亜鉛が消費されるため、髪の生成に必要な量が不足してしまうなど、発毛・育毛にとって良いことなしです。

睡眠不足!
髪の毛を生む毛母細胞の分裂は、午後10時頃~午前2時頃がピークと言われています。
それは、イコール、この時間帯に最も髪の毛が伸びるということ。また、成長ホルモンは寝ている間に多く分泌され、傷んだ頭皮や毛根の修復をしてくれるので、睡眠不足や夜更かしなどで、このゴールデンタイムを逃してしまうと、育毛にも悪い影響を与えてしまいます。

運動不足!
運動不足で筋肉をあまり動かさないと、血行不良や新陳代謝の低下を招く可能性が高くなります。
血行が悪くなる=血液を通して頭皮の毛細血管へ栄養を送り込むことがあまりできなくなり、薄毛や抜け毛を引き起こすことに。また、代謝の低下で細胞の入れ替わりが停滞し、発毛や育毛の妨げとなります。

過度な飲酒・喫煙!
タバコに入っているニコチンは、血管の収縮を促し、血液の流れを悪くするため、十分な栄養が頭皮に行きわたらなくなります。
アルコールは、適量ですと血行を良くするのに役立ちますが、過度な飲酒は亜鉛不足の原因に。飲み過ぎは控えましょう。

極端なダイエット!
やせるために短期間で極端な食事制限をすると、栄養不足を起こす可能性があります。
体全身の健康が心配されることはもちろん、髪に大切なタンパク質、ビタミン、ミネラルが足りなくなるので、髪に元気がなくなり、抜け毛にもつながります。また、一度弱ってしまった毛根を、再び元気にするのは困難だと言われています。ダイエット自体が悪い、ということでなく、気をつけねばならないのは、必要な栄養を摂れないほど食べなかったり、「◯◯抜きダイエット」「△△制限ダイエット」に振り回されて、栄養の偏りが生まれたりすること。油分や糖分も、適度に摂ることが大切です。

食べるものを変える、普段の行動を見直してみる

一見、とてもシンプルで簡単に思えますが、歳を重ねてくると、染みついた習慣を変えるのはなかなか大変です。また、急に変えようとして、そこでストレスが溜まっては元も子もありません。

まずは、いつもの食事に“髪にいいもの”を1品取り入れてみる、栄養素や代謝をカバーするサプリメントでサポートするなど、「できそうなこと」から徐々に手を付けていき、無理ない育毛生活を過ごしましょう。